Blogブログ

株式投資 銘柄選び No.8 PER根拠(候補)

現在、弊社では経営コンサルティングの際に多くご質問をいただく資産運用についてのブログを更新しております。

テーマは「100万円をいくらに増やせるか!」です。

証券会社選び、投資先選定の根拠、株主優待の紹介、アニュアルレポートの見方、用語解説、株価の推移、社会情勢と株価の関係などもまじえながら、実際に運用を行いそのレポートを公開しています。

 

下記のテーマごとに1つ、合計10銘柄(1銘柄10万円の予算)を購入していきます。
まず、1テーマにつきスタッフが選んだ銘柄を3つずつ紹介。
その後、社内決済で1銘柄にしぼり、購入するという流れです。

  テーマ 10種類  購入した銘柄
1  ROAを根拠に1社 朝日ネット(東証一部3834)
2  ROSを根拠に1社 新日本科学(東証一部2395)
3  PBRを根拠に1社 ヤマダホールディングス(東証一部9831)
4  PERを根拠に1社
5  環境問題に力を入れている会社の銘柄を1社
6  テレワークに関連する銘柄を1社
7  新型コロナに関する銘柄を1社
8  菅総理に関する銘柄を1社
9  埼玉県の会社の銘柄を1社
10  三重県の会社の銘柄を1社
番外編  決済の根拠レポート 株式投資 銘柄選び No.7 PBR根拠(決定) 東京電力HD(東証一部9501)

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

今回からのブログは、4番目のテーマ「PERを根拠」とした銘柄選びをレポートしていきます。

 

PER(株価収益率)とは、会社の利益と株価の関係(株価が1株当たりの当期純利益の何倍で買われているのか)を表す数字で、企業の成長性を分析するための必要な指標の一つです。
一般的には15倍が平均と言われ、15倍以下であれば割安、15倍以上なら割高とされています。

 

まずスタッフが選んだ3銘柄を紹介します。

 

 

1.カンダホールディングス(コード:9059)[東証一部]

こちらの会社はレポートしたことがないので、簡単に概要を説明します。
→HP:カンダホールディングス株式会社

こちらの会社は1943年創業。
主な事業内容は、貨物自動車運送業、国際物流事業、その他の物流管理業務から物流作業まで行う物流関連事業。
また、不動産賃貸、ソフトウェア開発事業、車両・コンピュータ等のリース事業、ファイナンス事業も展開しています。

カンダホールディングス

※参考資料:EDINETより   

決算 期末株価 (A) EPS 1株当たりの純利益 (B) PER (A)/(B)
H29.3 953 86 11倍
H30.3 1160 92 13倍
H31.3 787 75 10倍
R2.3 721 97 7倍
R3.3 1032 139 7倍

 

≪選んだ理由≫

・R3.3月期は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、増収増益となっている。
・天然ガス自動車やハイブリッド車を導入したり、現在試験的ではあるが、電気自動車(ワゴン車5台、2tトラック2台)を導入し、実用性を検証するなど環境問題について積極的に取り組んでいる。
・陸運業のPERの平均は15~20倍であることから割安株である。
・下記、ROA、ROS、PBR分析

カンダホールディングス H31.3月期 R2.3月期 R3.3月期
ROA 2.1% 2.6% 3.7%
ROS 3.7% 3.9% 5.6%
PBR 0.5倍 0.4倍 0.6倍

 

 

2.タカショー(コード:7590)[東証一部]

こちらの会社は弊社がレポートした「日本縦断 ROS分析」で登場した会社です。

会社についての詳細はこちらをご覧ください。 → タカショー「日本縦断 ROS分析」ブログ

タカショー

※参考資料:EDINETより   

決算 期末株価 (A) EPS 1株当たりの純利益 (B) PER (A)/(B)
H29.1 416 12 34倍
H30.1 515 19 28倍
H31.1 419 25 17倍
R2.1 463 14 35倍
R3.1 763 65 12倍

 

≪選んだ理由≫

・R3.1月期は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、増収増益。
・新型コロナウイルスの影響で、おうち時間を楽しむ人が増えたため、庭や家庭菜園を充実させる人が増加。この影響はしばらく続くと考える。
・海外でも新規開拓による通信販売が増加している。
・下記、ROA、ROS、PBR分析

タカショー H31.1月期 R2.1月期 R3.1月期
ROA 1.8% 1.1% 4.8%
ROS 1.9% 2.7% 6.2%
PBR 0.7倍 0.8倍 1.2倍

 

 

3.ヤマックス(コード:5285)[JASDAQ]

こちらの会社は弊社がレポートした「日本縦断 ROA分析」で登場した会社です。

会社についての詳細はこちらをご覧ください。 → ヤマックス「日本縦断 ROA分析」ブログ

ヤマックス

※参考資料:EDINETより   

決算 期末株価 (A) EPS 1株当たりの純利益 (B) PER (A)/(B)
H29.3 450 42 11倍
H30.3 674 75 9倍
H31.3 357 70 5倍
R2.3 285 46 6倍
R3.3 511 91 6倍

 

≪選んだ理由≫

・業績はほぼ右肩上がりであり安定している。また、R3.3月期は増収増益となっている。
・下記、ROA、ROS、PBR分析

ヤマックス H31.3月期 R2.3月期 R3.3月期
ROA 2.5% 1.7% 3.2%
ROS 3.2% 0.2% 3.5%
PBR 0.4倍 0.3倍 0.5倍

 

 

ここから社内決済で1銘柄に絞ります。以上が「PER(株価収益率)を根拠」に選ぶ銘柄の候補に挙げた3銘柄です。

次回のブログは、「購入銘柄決定」をレポートします。

 

 

staff/teratani

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

財務分析は企業の健康診断です。
財務分析をするとその会社の健康状態が分かります。
弊社の財務分析サービスをご依頼いただくと、経営コンサルタントが丁寧に分析いたします。
お気軽にお問い合わせください。

BPCブレイン

埼玉県さいたま市浦和区高砂2丁目8-4 市川ビル4階
TEL:048-755-9997


« 一覧へ戻る