Blogブログ

ROS、No1 ホーブ(北海道東神楽町)

いつもBPCブレインのブログをご覧いただきありがとうございます。

前回までのブログでは、日本を北から南に縦断しながら1県1社を抜粋し各社のROA(総資産利益率)を計算してきました。
そして無事に日本縦断でき47社をめぐり、前回ROAのまとめの分析が出来ましたので、今回からはまた日本を縦断するスタイルで「売上高利益率(ROS)」を調査していきたいと思います。
お付き合い、よろしくお願いします。

今回は北海道です。

〈北海道〉
ホーブ(東証JASDAQスタンダード)
http://www.hob.co.jp/

1987年、設立。
主に「いちご」の新しい品種の研究開発、苗や果実の販売を行っている会社です。
洋菓子メーカーからの「夏秋にも国産いちごを使いたい」という要望に応え、品種を研究開発し、国産いちごの供給を一年中可能にしているそうです。
また、いちご以外にもブルーベリー、キウイ、メロンなどの果物や馬鈴薯などの野菜の卸売りも行っています。
関連子会社には、販売商品である果物や野菜を主に運送する運送会社が1社あります。
従業員は47名となっています。

さて、この会社の「売上高利益率」はいくつでしょうか?
EDINETによれば、第33期(令和元年6月期)の経常利益は4900万円、売上高は35億9100万円となっています。

売上高利益率=4900万円/35億9100万円=1.3%

関連子会社の運送会社は、埼玉県川口市の会社です。
北海道と埼玉県、距離があるように思いますが、首都圏の取引先に効率よく届けるための中継拠点だそうです。
配送において果物はデリケートな商品であり、また特に夏のいちごは配送には適さなかった。しかし、こちらの運送会社の専属ドライバーが低温で配送し、冷蔵システムで商品の仕分け業務も行うことによって、輸送技術の問題を解決したそうです。
関連子会社の運送の話になってしまいましたが、自社商品を取引先に満足していただく為には、今まで培ってきた技術や関連子会社との関係がいかに大切かということをかんじました。
いちごが北海道で大切に育てられ、大切に運ばれて、ケーキにのせられて、たくさんの人に食べてもらう・・・いちごの旅が目に浮かぶ会社でした。
(staff/teratani)

次回は青森県です。


« 一覧へ戻る