現在BPCブレインでは、日本を北から南に縦断しながら１県１社を抜粋しROA（総資産利益率）を計算しています。
何か法則のようなものがあるのか、ないのか、調査中です。

今回は広島県です。

〈広島県〉
内海造船（東証二部）
https://www.naikaizosen.co.jp/

１９４０年、瀬戸田船渠として創業。
合併や商号変更を経て現在の内海造船に至っています。
主な事業内容は、各種船舶の建造と修繕。
関連子会社１社（内海エンジニアリング１００％）と、その他関係会社１社（日立造船３９．９５％）と関係が深いです。
従業員は６７８名。

さて、この会社のROAはいくつでしょうか？
EDINETによれば、第９４期（平成３１年３月期）の当期純利益は（税引後）３億円、総資産は３２３億円となっています。

ROA＝３億円／３２３億円＝０．９％

ホームページより、職種比率と造船実績を調べました。

〈職種比率〉
５０％　　技能職
３４％　　技術職
１３％　　事務職
３％　　　営業職

〈造船実績〉
２１％　　コンテナ船
１９％　　フェリー
１５％　　一般貨物船
１５％　　プロダクトタンカー（石油精製品を輸送対象とした船）
９％　　　バルクキャリア（石炭、穀物等を梱包せずバラバラの状態で輸送するばら積み船）
９％　　　自動車運搬船
２％　　　RORO船他（RORO船とは貨物を積んだトラックがそのまま船の内外を自走できる貨物専用フェリー）

聞きなれない船の名前がいくつかありましたのでどんな船なのか調べてみたところ、こちらの会社が造船されているのは大型の船が多いようです。
また、２０１７年には自動車運搬船で「シップ・オブ・ザ・イヤー２０１７」大型貨物船部門賞を受賞されています。
より良い船を造るために新技術の研究開発も行われ、多くの技術者や技能者で支えられた会社という印象を受けました。
（staff／teratani）

次回は鳥取県です。

宜しければ、前回までのブログも御覧ください。
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