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No16 ファナック(山梨県忍野村)

現在BPCブレインでは、日本を北から南に縦断しながら1県1社を抜粋し
ROA(総資産利益率)を計算しています。
何か法則のようなものがあるのか、ないのか、調査中です。

今回は山梨県です。

〈山梨県〉
ファナック
https://fanuc.co.jp/

1972年、富士通よりNC部門(数値計算装置事業)が分離し設立。
工場の自動化を追求するため、FA(ファクトリーオートメーション)事業、ロボット事業、ロボマシン事業の3本柱で開発・製造・販売・保守事業を展開しています。
従業員は7,866名。

さて、この会社のROAはいくつでしょうか?
EDINETによれば、第50期(平成31年3月期)の当期純利益は(税引後)1547億円、総資産は1兆6253億円となっています。

ROA=1547億円/1兆6253億円=9.5%

生産実績 544,897百万円 前期比▲15.5%
受注実績 594,877百万円 前期比▲21.3%
販売実績 635,568百万円 前期比▲12.5%
ロボット事業、ロボマシン事業ともに前期活発だった中国のIT関係の一時的な需要がなくなったことで、マイナスになってしまったそうです。
しかしサービス事業だけで見てみると売上高は前年比+6.4%。
「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」商品開発し、生涯保守「サービスファースト」を徹底する、という理念が浸透されている結果なのではないでしょうか。

今まで調べた中で16社の中で一番ROAが高いです。
以前担当していた会社がJIMTOF(日本国際工作機械見本市)に出展した際に、見に行ったのですが、そこでファナックの工作機械も実際に見ることができましたが、すごい迫力でした。
ザ、日本のモノづくり、これぞメーカーという印象でした。
日本の地方の村に本社を置き、世界に260以上の拠点を持つ、凄いなあと思います。
どういう経営をしているのだろうと興味が湧きます。

次回は長野県です。

宜しければ、前回までのブログもご確認ください。
これまで縦断した都道府県(15/47都道府県) ⇒北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、新潟県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県


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