株式投資 銘柄選び No.21 三重県の会社(決定)
現在、弊社では経営コンサルティングの際に多くご質問をいただく資産運用についてのブログを更新しております。
テーマは「100万円をいくらに増やせるか」です。
証券会社選び、投資先選定の根拠、株主優待の紹介、アニュアルレポートの見方、用語解説、株価の推移、社会情勢と株価の関係などもまじえながら、実際に運用を行いそのレポートを公開しています。
下記のテーマごとに1つ、合計10銘柄(1銘柄10万円の予算)を購入していきます。
まず、1テーマにつきスタッフが選んだ銘柄を3つずつ紹介。
その後、社内決済で1銘柄にしぼり、購入するという流れです。
テーマ 10種類 | 購入した銘柄 | |
1 | ROAを根拠に1社 | 朝日ネット(東証一部3834) |
2 | ROSを根拠に1社 | 新日本科学(東証一部2395) |
3 | PBRを根拠に1社 | ヤマダホールディングス(東証一部9831) |
4 | PERを根拠に1社 | カンダホールディングス(東証二部9059) |
5 | 環境問題に力を入れている会社の銘柄を1社 | 秋川牧園(JASDAQ1380) |
6 | テレワークに関連する銘柄を1社 | JTP(JASDAQ2488) |
7 | 新型コロナに関連する銘柄を1社 | スクロール(東証一部8005) |
8 | 菅総理に関する銘柄を1社 | 富士製薬工業(東証一部4554) |
9 | 埼玉県の会社の銘柄を1社 | フコク(東証一部5185) |
10 | 三重県の会社の銘柄を1社 | |
番外編 | 決済の根拠レポートはこちら ⇒株式投資 銘柄選び No.7 PBR根拠(決定) |
東京電力HD(東証一部9501) |
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今回のブログでは、10番目のテーマ「三重県の会社」の銘柄としてスタッフが選んだ3つから社内決済で絞った銘柄を1つ発表します。
まずスタッフが選んだ3銘柄は下記です。
① 日本トランスシティ (コード9310)
② タカキタ (コード6325)
③ ジャパンマテリアル (コード6055)
この中から購入する1銘柄は下記となりました。
≪ 社内決済 結果 ≫
銘柄 : ③ジャパンマテリアル [東証一部 コード6055] → HP
≪ 社内決済 分析 ≫
<日本トランスシティ>
PER 13.8倍 普通
PBR 0.69倍 低い
利回り 1.42% 低い
自己資本比率 52.8% 高い
営業CF +
投資CF -
フリーCF +
時価総額 474億円 小型株
決算 2020.3月期、2021.3月期、2022.3月期予想 売上横ばい、利益減収
株価 コロナ前株価 2020年1月550円、2021.3月600円、2021.9月700円
従業員数 約2345名
会社HP サービス一覧
・倉庫保管・流通加工
・港湾運送
・国内輸送
・国際フォワーディング
・海外ロジスティクス
・物流コンサルティング
開示
2021.3月期
中核事業の伸張・拡充といたしまして、四日市港において昨年5月よりバイオマス燃料の本格的な取扱いを開始するとともに、本年1月には官民一体となり完成自動車の船積み 拠点であるモータープールの拠点集約を行うなど、四日市港における物流機能の拡充を図りました。
2022.3月期
主力である化学品物流、自動車部品物流および消費財物流の新たな事業領域における取扱いを拡大するとともに、四日市港のコンテナ定期航路誘致活動を継続してまいります。また、行政と連携して、四日市港における新たなコンテナ用耐震岸壁の拡張ならびに四日市港の総合港湾としての最適化に向け検討してまいります。
所見
通期見通しは、減収見込みなのに、なぜか今月に入って20%位株価が急伸している。 減収見込みなので見送りとする。
< タカキタ >
PER 28.1倍 高い
PBR 1.23倍 普通
利回り 1.41% 低い
自己資本比率 77.6% 高い
営業CF +
投資CF -
フリーCF +
時価総額 99.4億円 小型株
決算 2020.3月期、2021.3月期、2022.3月期予想 売上横ばい、利益微減
株価 コロナ前株価 2020年1月650円 、2021.3月700円 、2021.9月700円
従業員数 約288名
会社HP 製品ラインナップ
肥料散布
有機肥料散布
肥料混合散布
堆肥散布
尿散布
播種
防除・除草作業機
牧草刈取
反転
集草
牧草・ワラ梱包作業機
ラッピング
細断物梱包作業機
給餌作業機
除雪・整地作業機
雑草処理作業機
産業用各種大型ベアリングの生産・加工(風力発電用、新幹線用)
開示
2021.3月期
農業機械事業におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、国産農産物の消費低迷等に伴う農業従事者の機械投資意欲の減退や営業活動縮減の影響により、第2四半期累計期間はエサづくり関連作業機等の受注が減少したものの、第3四半期以降、畜産クラスター事業*1による受注残の採択が一部進んだことに加えて、牧草梱包作業機や肥料散布機等、新製品の市場投入効果や農業従事者を対象とした政府による経営継続補助金*2の後押しもあり、土づくり関連作業機を中心とした小型製品の受注が伸張し、農業機械事業全体の売上高は、前年同期比2億22百万円増加し60億69百万円(前年同期比3.8%増)となりました。軸受事業におきましては、産業界全体の設備投資が低調に推移したことにより、売上高は前年同期比1億51百万円減少し4億34百万円(前年同期比25.8%減)となりました。
2022.3月期
主力の農業機械事業におきましては、国内農業の構造的な問題に加え、原材料を中心とした資材高騰や、異常気象・自然災害が発生した場合の影響には留意が必要であり、軸受事業におきましては、引続き産業界全体の設備投資の動向が変動要因となってくるものと考えます。
所見 PERが高いので見送り。
< ジャパンマテリアル >
PER 22.7倍 高い
PBR 4.40倍 高い
利回り 1.25% 低い
自己資本比率 83% 高い
営業CF +
投資CF -
フリーCF +
時価総額 1428億円 大型株
決算 2020.3月期、2021.3月期、2022.3月期予想 横ばい
株価 コロナ前株価 2020年1月1800円 、2021.3月1400円、2021.9月1350円
従業員数 単体約324名、連結1220名
会社HP 事業内容
エレクトロ二クス関連事業
特殊ガス供給装置製造
供給配管設計施工
特殊ガス
超純水
薬品
動力・空調設備
メンテナンス/エンジニアリングサービス
グラフィックソリューション事業
太陽光発電事業
開示
2021.3月期
当社グループのエレクトロニクス関連事業において、顧客の設備投資に伴い発生するイニシャル部門(特殊ガス供給装置製造、供給配管設計施工)は、主要顧客である半導体工場において新規設備投資に一部減速感がみられたものの、設備投資は継続して実施され、概ね堅調に推移しました。また、生産活動に伴い発生するオペレーション部門(特殊ガス販売管理業務、技術サービス等)は、半導体工場での生産活動が拡大していることから、半導体製造装置メンテナンス、超純水プラント運転管理請負業務及びメンテナンスを中心に堅調に推移しました。 グラフィックスソリューション事業においては、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い展示会等が中止となるなど引き続き営業活動が制限され、また顧客のイベント開催自粛等の影響を受け機器設備、デジタルサイネージ関連製品が伸び悩みました。太陽光発電事業では、三重県内で3か所の太陽光発電所が稼働しております。
2022.3月期
当社グループは主要顧客における設備投資に対するイニシャル部門、主要顧客の生産拡大に伴うオペレーション部門それぞれにおいて、顧客ニーズに応えるべく事業展開を図ることで、2022年3月期につきましては、売上高38,000百万円(前連結会計年度比7.8%増)、営業利益9,200百万円(前連結会計年度比5.0%増)、経常利益9,200百万円(前連結会計年度比3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,150百万円(前連結会計年度比0.2%増)を予想しております。なお、当社において従業員の増加に伴い、退職給付債務の計算方法が簡便法から原則法へ変更となるため、退職給付費用(特別損失)の影響額を織り込んでおります。
所見
売上横ばいで、株価がコロナ前を回復していないので買いと判断した。
世界的に半導体の供給が不足していると報道されており、半導体関連の投資が進むと見込まれる。
以上が社内決済の分析です。
次回のブログは、今回購入銘柄に決定したジャパンマテリアルの株をSBI証券から購入するレポートです。
是非、ご覧ください。
staff/teratani
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