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株式投資 銘柄選び No.11 環境問題に力(決定)

現在、弊社では経営コンサルティングの際に多くご質問をいただく資産運用についてのブログを更新しております。

テーマは「100万円をいくらに増やせるか」です。

証券会社選び、投資先選定の根拠、株主優待の紹介、アニュアルレポートの見方、用語解説、株価の推移、社会情勢と株価の関係などもまじえながら、実際に運用を行いそのレポートを公開しています。

 

下記のテーマごとに1つ、合計10銘柄(1銘柄10万円の予算)を購入していきます。
まず、1テーマにつきスタッフが選んだ銘柄を3つずつ紹介。
その後、社内決済で1銘柄にしぼり、購入するという流れです。

  テーマ 10種類  購入した銘柄
1  ROAを根拠に1社 朝日ネット(東証一部3834)
2  ROSを根拠に1社 新日本科学(東証一部2395)
3  PBRを根拠に1社 ヤマダホールディングス(東証一部9831)
4  PERを根拠に1社 カンダホールディングス(東証二部9059)
5  環境問題に力を入れている会社の銘柄を1社
6  テレワークに関連する銘柄を1社
7  新型コロナに関する銘柄を1社
8  菅総理に関する銘柄を1社
9  埼玉県の会社の銘柄を1社
10  三重県の会社の銘柄を1社
番外編  決済の根拠レポートはこちら
株式投資 銘柄選び No.7 PBR根拠(決定)
東京電力HD(東証一部9501)

 

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今日は5番目のテーマ「環境問題に力を入れている会社」としてスタッフが選んだ3つの銘柄を紹介したものから
社内決済で絞った銘柄を1つ(購入する銘柄)発表します。

 

まずスタッフが選んだ3銘柄は下記です。

① 静岡ガス          (コード9543)
② ダイセキ環境ソリューション (コード1712)
③ 秋川牧園          (コード1380)

この中から購入する1銘柄は下記となりました。

 

 

≪ 社内決済 結果 ≫

 

銘柄 : ⓷秋川牧園 [JASDAQ コード1380]  → HP

 

≪ 社内決済 分析 ≫

 

<秋川牧園>

・2021.3月期は増収、増益であった。

・2022.3月期は増収、減益予想である。
コロナ禍2年目で減収予想というのは、要因はコロナではないということだと思うので、解明が必要である。1Qの四半期報告書を読むと飼料価格の高騰が理由にあげられている。あと、直販の会員募集費の積極的な投入により、会員数が増え売上は増加したが、利益については募集費がかさんだとのこと。これは会員募集費がかからなくなる、次年度以降は増益が期待できる。

・食の安心安全をもとめる当社の方針は必ず支持されると思う。

・コロナ前の株価約800円に対し、現在の株価は約1050円と約1.3倍である。一方、2020.3月期の利益約7千万円に対し、2022.3月期の利益予想は1億3千万であるから、約1.8倍である。そう考えると、今買いに入って良いと判断した。

 

<静岡ガス>

・2020.12月期はコロナの影響で減収、減益であった。

・2021.8.4に開示されて2Q四半期報告書では、2021.12月期は前年並みの利益を予想している。

・前年並みの予想なのに、株価が2021.7月中旬から20%以上上昇している。

・確かに、2021.1~6月期は材料価格の下落により好業績で、上半期だけで、通期予想利益を超えているので、もしかすると、業績の上方修正が入ると見越した買いが入っているのかもしれない。ただ、2021.8.4に開示された2Q四半期報告書では通期予想は前年並みなので、コロナ前の株価約1,100円を大きく上回る現在の株価約1,300円は上がりすぎと判断した。

・会社HPによると、石炭を100とした場合の、二酸化炭素排出量は、天然ガスは57とのこと。都市ガスの原料である天然ガスは、環境負荷の低いエネルギーと言えるようなので、これから環境をテーマにした投資信託などの買いが入る可能性があるので、天然ガスを燃料としているガス会社関連銘柄で、業績、株価がコロナ前程度に低迷しているところがあれば、買いと言えるかもしれない。東京ガス、大阪ガス、日揮が該当する。特に東京ガス、日揮は現在の株価が、コロナショックで暴落した2020.3月の株価とほぼ同じ水準に沈んでいるので買いに入りたかったが予算の都合で見送った。ガス業界1位、2位の東京ガスと、大阪ガスがコロナ前の株価に沈んでいる中で、中堅の静岡ガスの株価がコロナ前から40%くらい上昇している原因を分析できると、今後の株式投資のヒントがつかめそうな気がした。スタッフに時間があれば分析を依頼したいところである。

 

<ダイセキ環境ソリューション>

・2017.2月期、2018.2月期、2019.2月期、2020.2月期、2021.2月期の直近5年間ほぼ、売上、利益が横ばいである。

・株価はその間、525円~1483円と約3倍動いている。

・2022.2月期は増収、増益を見込んでいる。5年間横ばいだったのに、このコロナ禍でむしろ上がると言うのは何か理由があるのか気になるところである。1Qの四半期報告書を読むと大規模インフラ整備工事案件が業績に貢献したとのこと。

・増収増益予想とはいえ、現在の株価は、約1,300円と直近5年間の高値にあるため、今から買いに入りずらい。

・親会社のダイセキが約53%の株を保有しているため、親会社の意向を大きく受けると想像される。ダイセキ環境ソリューションの時価総額が216億円に対し、ダイセキの時価総額は2425億円と圧倒的にダイセキが大きい。

・直近5年間の業績がほぼ同じなのは、親会社が調整しているのではと思えてしまう。そう推理すると、今後も業績は安定して推移すると思うので、それで株価が800円程度に沈んだ時は買い時と言えるのではないかと思う。

・『セメント原料化』という、汚染土壌を新しいセメントの原料にする事業は、ものすごく社会的に意義のある事業だと感じるので、今後需要がなくなることはないと判断し買いに入りたいが、ほぼ同じ業績だった昨年夏の株価が700円台だったことを考えると、今の株価約1300円は躊躇してしまう。
以上が社内決済の分析です。

 

次回のブログは、今回購入銘柄に決定した秋川牧園の株をSBI証券から購入するレポートです。
是非、ご覧ください。

 

staff/teratani

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