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収益性分析/総資本(総資産)対経常利益率(ROA)

総資本(総資産)対経常利益率(ROA)=経常損益/総資本(総資産)×100

総資本と、総資産はイコールの関係にあります。

資産=負債+資本

だからです。

従って、総資本対経常利益率と総資産対経常利益率(ROA)は同じになります。

ただし、算式の意味が異なります。

総資本対経常利益率は、資金調達してきた総額(負債と資本の合計)に対する利益は何%かを求める算式です。

総資産対経常利益率(ROA)は、調達してきた資金を資産として運用して、その運用した資産総額に対して利益は何%かを求める算式です。

日本政策金融公庫が公表している「小企業の経営指標調査」では、総資本経常利益率は平均で次の通りとなっています。

建設業 1.1%
製造業 1.1%
情報通信業 0.8%
運輸業 0.5%
卸売・小売業 ▲1.2%
飲食店・宿泊業 ▲0.3%
医療・福祉業 ▲0.3%
教育・学習支援 ▲4.4%
サービス業 0.1%

※建設業、製造業は2017.10月掲載分
※それ以外の業種は2016.10月掲載分

自社の数値と比較することで、業界内における自社の立ち位置を知ることができます。

株式会社BPCブレイン
代表取締役/経営コンサルタント 飯塚智治


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