競売「競売について」
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
経営コンサルティング会社のBPCブレイン、リサーチ担当の寺谷と申します。
こちらでは主に、お客様からよく相談していただく投資&資産運用についてブログを更新しています。
今回から『競売』について調べていくこととなりました。
まったく初めての世界ですので、まずは一つ一つ調べたことをまとめていこうと思います。
競売ってどんな世界?と思われている方、これから競売を始めたいと思っている方の参考になれば幸いです。
【 競売とは? 】
⇒ ある不動産に関して、欲しいと手を挙げた人たちに値段をつけさせ(入札)、その中で1番高い値段をつけた人に売ること。
市場のせりやオークションと似たイメージのようですが、
違いは
・入札できるのは1回きり。
・他の人の入札額を見ることは出来ない。 などとなっています。
その、ある不動産というのが、銀行等の金融機関に借入金をし住宅ローンを返済していた人(債務者)がローンを払えなくなってしまった、という物件のことで、
ローンが払えなくなると借入先の金融機関(債権者)は、裁判所を通じて不動産を差し押さえ売却。その売却金から残りのローンを回収する仕組みとなっています。
この時の「裁判所を通じて売却する」ところが競売と呼ばれる部分のようです。
※住宅だけでなく、事務所やビルなども同じです。
さて、どこで売られているの?誰でも入札できるの?と疑問が出てきました。
続いて調べてみます。
【 競売はどこで行われているか? 】
競売は、差し押さえられた不動産を所轄する地方裁判所で行われ、債務者本人以外なら誰でも入札可能です。
ただ、入札前に買受申出保証金を支払う必要があります。ですが、開札の結果、買受人とならなかった場合は返還されます。
メモ
・買受申出保証金は、売却基準価額の2割で設定されている。
・売却基準価額とは、それ以上で入札を行わないといけないという金額のこと。
【 競売の情報はどこで手に入るのか? 】
競売の物件情報は、地方裁判所で得ることが出来ます。
裁判所から提供されているその物件情報は「3点セット」と呼ばれていて、
競売は、対象物件の使用状況や間取りを実際に見ることはでないので、この3点セットが物件の唯一の情報となるようです。
入札する人でも物件を実際に見られないなんて、とても驚きです。
3点セット
1. 物件明細書 ・・・不動産についての権利関係
2. 評価書 ・・・不動産鑑定士(評価人)が行う適正価格等の評価
3. 現状調査報告書 ・・・執行官が現場へ行って調査した結果の報告
【 物件情報はサイトで見られるか? 】
物件情報は、地方裁判所に行かないと見られないわけではありませんでした。
物件情報の3点セットが確認できるサイト、いくつかありました。
その中で、裁判所のホームページに掲載されていたサイトをこちらで紹介させていただきます。
不動産競売物件情報サイト「BIT」 ・・・最高裁判所から委託を受け株式会社日立社会情報サービスが運営しているサイトです。
こちらサイトでは、競売不動産情報、手続き、スケジュールなど提供されています。
- お知らせ(各種手続説明等)
- 競売物件情報(「3点セット」等)
- 手続き案内
- 売却結果
- 売却スケジュール など
次回は、こちらのサイトを使用して、どんな物件があるのか見てみる予定です。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
財務分析は企業の健康診断です。
財務分析をするとその会社の健康状態が分かります。
弊社の財務分析サービスをご依頼いただくと、経営コンサルタントが丁寧に分析いたします。
お気軽にお問い合わせください。
BPCブレイン
代表取締役/経営コンサルタント 飯塚智治
埼玉県さいたま市浦和区高砂2丁目8-4 市川ビル4階
TEL:048-755-9997