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株式投資 銘柄選び No.4 ROS根拠(候補)

現在、弊社では経営コンサルティングの際に多くご質問をいただく資産運用についてのブログを更新しております。

テーマは「100万円をいくらに増やせるか!」です。

証券会社選び、投資先選定の根拠、株主優待の紹介、アニュアルレポートの見方、用語解説、株価の推移、社会情勢と株価の関係などもまじえながら、実際に運用を行いそのレポートを公開しています。

 

下記のテーマごとに1つ、合計10銘柄(1銘柄10万円の予算)を購入していきます。
まず、1テーマにつきスタッフが選んだ銘柄を3つずつ紹介。
その後、社内決済で1銘柄にしぼり、購入するという流れです。

 購入銘柄のテーマ 10種類  購入した銘柄
   1.ROAを根拠に1銘柄 朝日ネット(東証一部3834)
   2.ROSを根拠に1銘柄
   3.PBRを根拠に1銘柄
   4.PERを根拠に1銘柄
   5.環境問題に力を入れている会社の銘柄を1銘柄
   6.テレワークに関連する銘柄を1銘柄
   7.新型コロナに関する銘柄を1銘柄
   8.菅総理に関する銘柄を1銘柄
   9.埼玉県の会社の銘柄を1銘柄
  10.三重県の会社の銘柄を1銘柄

 

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前回のブログは、1番目のテーマ「ROAを根拠」とし選んだ銘柄(朝日ネット:東証一部3834)を購入するレポートでした。

今回からは、2番目のテーマ「ROSを根拠」とした銘柄選びをレポートしていきます。

 

ROS(売上高経常利益率)とは、「売上高に対する経常利益の割合」を示し、企業の収益性を計る数値です。

この数値が高い方が、基本的には良い会社と判断されることが多いです。

 

まずスタッフが選んだ3銘柄を紹介します。

 

 

1.新日本科学(コード:2395)[東証一部]

こちらの会社は弊社がレポートした「日本縦断 ROS分析」で登場した会社です。

会社についての詳細はこちらをご覧ください。 → 新日本科学「日本縦断 ROS分析」ブログ

新日本科学

※参考資料:EDINETより   

決算 経常利益 (A) 売上高 (B) ROS (A)/(B)
H29.3 ▲2,105,524円 17,244,496千円 ▲12.2%
H30.3 ▲813,081千円 16,600,550千円 ▲4.8%
H31.3 1,613,653千円 15,658,678千円 10.3%
R2.3 3,121,305千円 14,561,084千円 21.4%
R3.3 3,645,340千円 15,110,548千円 24.1%

 

≪選んだ理由≫

・医薬品業界は研究開発の効率化を目指しアウトソーシングが堅調で、H31年4月から大手製薬企業との契約が順調。
・コロナウイルス感染症の影響も軽微。
・下記、ROA、PBR、PER分析

新日本科学 H31.3月期 R2.3月期 R3.3月期
ROA 3.6% 6.8% 9.9%
PBR 1.3倍 1.3倍 1.8倍
PER 19倍 8倍 8倍

 

 

2.ナガオカ(コード:6239)[JASDAQ]

こちらの会社はレポートしたことがないので、簡単に概要を説明します。
→HP:株式会社ナガオカ

こちらの会社の前身である株式会社ナガオカ(旧ナガオカ)は1934年創業。
石油精製及び石油化学等のプラント用の内部装置、取水スクリーン、完全無薬の水処理装置の製造販売を行う。

ナガオカ

※参考資料:EDINETより   

決算 経常利益 (A) 売上高 (B) ROS (A)/(B)
H28.6 ▲865,046千円 3,159,891千円 ▲27%
H29.6 ▲491,769千円 2,956,646千円 ▲16%
H30.6 502,417千円 4,263,270千円 11%
R1.6 418,746千円 4,380,415千円 9.6%
R2.6 1,045,513千円 6,436,887千円 16.2%

 

≪選んだ理由≫

・業績はほぼ右肩上がりとなっている。
・令和2年6月にベトナムに子会社を設立し工場稼働開始。また、中国から大口案件を受注している。
・下記、ROA、PBR、PER分析

ナガオカ H30.6月期 R1.6月期 R2.6月期
ROA 3.4% 7.7% 11.1%
PBR 1.5倍 1.1倍 2.1倍
PER 22倍 8倍 9倍

 

 

2.ファーストロジック(コード:6037)[東証一部]

こちらの会社はレポートしたことがないので、簡単に概要を説明します。
→HP:株式会社ファーストロジック

こちらの会社は2005年設立。
投資用不動産に特化した不動産ポータルサイト「楽待」を運営しています。

ファーストロジック

※参考資料:EDINETより   

決算 経常利益 (A) 売上高 (B) ROS (A)/(B)
H28.7 564,707千円 1,277,287千円 44.2%
H29.7 840,211千円 1,794,609千円 46.8%
H30.7 626,091千円 1,822,652千円 34.3%
R1.7 865,738千円 1,706,610千円 50.7%
R2.7 867,721千円 1,671,791千円 51.9%

 

≪選んだ理由≫

・業績に波がない。
・ROS、ROAが高い。
・下記、ROA、PBR、PER分析

ファーストロジック H30.7月期 R1.7月期 R2.7月期
ROA 16.2% 15.7% 14.4%
PBR 3.1倍 2.1倍 2.0倍
PER 18倍 12倍 13倍

 

 

以上が「ROS(売上高経常利益率)を根拠」に選ぶ銘柄の候補に挙げた3銘柄です。

ここから社内決済で1銘柄に絞ります。

次回のブログは、「購入銘柄決定」をレポートします。

 

 

staff/teratani

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