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ROS、No14 栗林商船(東京都千代田区)

現在BPCブレインでは、日本を北から南に縦断しながら1県1社を抜粋し各社の「売上高利益率(ROS)」を調査しています。
売上高利益率について、何か法則のようなものがあるのか、ないのか、調査中です。
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今回は東京都です。
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〈東京都〉
栗林商船(東証二部)
https://www.kuribayashishosen.com/
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1894年(大正3年)、北海道室蘭で「室蘭運輸合名会社」を創業。
1919年に船舶部門を分離し、栗林商船を設立、東京に本社を移転されています。
太平洋戦争中には所有船の大半を陸海軍に徴用されたそうで、戦争を経験し高度経済成長を支え、126年も続けてこられた歴史のある会社です。
主な事業内容は海上運送業で、輸送貨物の集配・積みあげなどをグループで行い、海陸一貫輸送を行われています。
連結子会社13社、その他関連会社8社で構成。
従業員は1,038名です。
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さて、この会社の「売上高利益率」はいくつでしょうか?
EDINETによれば、第146期(平成31年3月期)の経常利益は19億円、売上高は475億円となっています。
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売上高利益率=19億円/475億円=4.0%
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主な取引相手別の営業収益実績、営業収益実績の総営業収益実績に対する割合は下記です。
・王子製紙      ・・・ 営業収益金額  6億4千万円、 割合 1.3%(前期割合1.6%)
・王子物流      ・・・ 営業収益金額 41億8千万円、 割合 8.8%(前期割合9.2%)
・日本製紙      ・・・ 営業収益金額 16億3千万円、 割合 3.4%(前期割合3.6%)
・オーシャントランス ・・・ 営業収益金額 17億7千万円、 割合 3.7%(前期割合3.5%)
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前期も同じような割合ですので、安定した取引をされているのではないでしょうか。
売上高に関しても、第142期から今期の第146期の5期間、443億円から475億円の間で推移されています。
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そしてまた、自分の興味をもった箇所の話をしてしまいますが、栗林商船のホームページを見たとき、〇の中に七が書いてあるマークが目に飛び込んできました。
一般的な会社のマークから想像すると「あれ?〇に栗じゃないの?」となるのですが・・・
その由来がちゃんとホームページに書かれていましたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
こちらの会社の歴史をさらに感じることのできる由来となっています。
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(staff/teratani)
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次回は神奈川県です。
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宜しければ、前回までのブログも御覧ください。
これまで「売上高利益率」の調査で縦断した都道府県(13/47都道府県) ⇒北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、新潟県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県、埼玉県
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「ROA(総資産利益率)」に関しましては、47都道府県めぐり調査・分析を完了しております。
よろしければ過去のブログをご覧ください。

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